田村耕太郎『頭に来てもアホとは戦うな!』(朝日新聞出版)
田村耕太郎『頭に来てもアホとは戦うな! 賢者の反撃編』(朝日新聞出版)>>本の詳細はこちら

 大事なのは、努力を表に見せるということを「格好悪い」などと思わないこと。

 見せていないとずるい人に利用されてしまうだけなのだから。

 お人好しはもうやめよう。あとで後悔する。

 最終的に利用されて、苦しくなっているのが何よりの証拠だ。

「役に立つ」という考え方ももちろん大事だが、それはあなたの評価を上げるためにやることだ。利用されるためにやるべきことではない。

 あなたの遠慮がちな姿勢は搾取側から見たら蜜の味だ。

 もし、今の自分に自信がないとしても、周りと比べる必要はない。自信はあった方がいいが、あり過ぎても問題だ。

 何事も淡々と安定してこなしていくこと、それが大切だ。コツコツと取り組んでいくと、ある日振り返れば意外に大きな実績が積み上がっていて、それが自信の根拠になっていく。

 だから、自信の有無を考える暇があれば目の前のことに集中する方がいいだろう。

 目の前の仕事をアピールしながら懸命に頑張っていたら、「自信がない」などと考える暇もなくなる。取り組んだことは全力でやるしかない。

 それを続けていけば、それなりに結果が出てくるだろう。「やるしかない」、そういう気持ちでアピールを忘れずに全力で向かう、その姿勢が評価はもちろん、根拠ある自信形成にもつながり、アホを遠ざけられるようになる。

クレーマー体質なアホは徹底的にシカトせよ

 しかし、アホの中には、どこに地雷が埋まっているかわからず、ちょっとしたコミュニケーション不足による誤解で怒り出したり、きつくつめてくる輩がいる。

 そういった非常にセンシティブなアホはとても扱いにくい。そんなアホの目的とはどんなことなのだろうか。

 こういう人物が怒る場合、誰かが地雷を踏んでいるというよりも、何を言っても文句を言う人物と心得ておこう。そこに明確な理由はないはず。

 なぜなら、本当にあなたのことを信用できないなら、「黙って会わないようにする」だけだからだ。とにかくあなたをいたぶりたいだけなのだ。

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