陰で努力せず、自分の仕事をアピールしよう(※写真イメージです。本文とは関係ありません/ tiero / iStock / Getty Images Plus)

 周囲に、あなたの時間・エネルギー・タイミングを奪う人はいないだろうか? 90万部を突破した人気シリーズ『頭に来てもアホとは戦うな! 賢者の反撃編』から、理不尽で不愉快な存在への対処法を一部抜粋で解説する。

アホにこき使われないためには?

 この世には人を都合よくこき使う、リスペクトのないアホも少なくない。

「都合がいい」とは「(自分のために)利用しがいがある」ということだ。

 日本では、誠実さや従順さが良しとされるが、それはあくまで利用者からみた使い勝手の良さを下々に叩き込むための仕組みである。都合のいい存在から脱却するためには、ここに気がつくことが大切だ。

 ただ、敵をつくったりするのは愚かなことなので、あくまで表面上は友好的に、しかし無駄に利用されないことが必要となる。

 そのためには「陰で努力しない」ことだ。手柄は手柄として理解されるように、「表に出す」必要がある。

 一番大事な評価者にはもちろん、その周りにも「自分が始めて、そしてできたことだ」と手柄になる過程を全て公開してシェアすることだと覚えておこう。

 成果が出たあとで手柄として公表したら嫌な奴になりかねないため、最初からさりげなく「自分がやっています」とアピールしておくとよい。

 自分の貢献状況を皆にシェアするのは、早ければ早いほど自然だ。

 具体的な方法としては、「今、こんなことをしているんですよ」「自分なりにこんな工夫を考えています」などと、ニコニコと自然に頑張りを周囲に伝えていくことだ。

 こうした方法なら、謙虚な人でもしやすいだろう。

 せっかく仕事を引き受けたのに、隠れて努力をしたために手柄をとられて、モヤモヤを抱えながらそれでも笑顔でいるなんて、あまりに悔しいことだ。

 あなたの努力が理解されれば、評価につながり大きなチャンスが与えられる可能性もあるし、何より最終的に気分が悪くなることはない。

 苦しい思いを抱えながらも、ニコニコとできるのは最強の武器だ。それをアピールに活かしていこう。

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田村耕太郎

田村耕太郎

田村 耕太郎(たむら・こうたろう)/国立シンガポール大学リー・クアンユー公共政策大学院兼任教授。ミルケン研究所シニアフェロー、インフォテリア(東証上場)取締役、データラマ社日本法人会長。日本にも二校ある世界最大のグローバル・インディアン・インターナショナル・スクールの顧問他、日、米、シンガポール、インド、香港等の企業のアドバイザーを務める。データ分析系を中心にシリコンバレーでエンジェル投資、中国のユニコーンベンチャーにも投資。元参議院議員。イェール大学大学院卒業。日本人政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公となる。著書に『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』(マガジンハウス)、『野蛮人の読書術』(飛鳥新社)、『頭に来てもアホとは戦うな!』(朝日新聞出版)など多数

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努力を表に見せることを「格好悪い」と思わない