9月に入るとハロウィンの飾り付けが街のあちらこちらに増え始め、10月にはもうハロウィン一色に。今では、クリスマス、バレンタインデーに次ぐイベントになったのではないでしょうか。当日にはハロウィンコスプレの人々が街中に出没。私たちの目を楽しませてくれたり、驚かせてくれたり。日本人ならではの器用さで凝りに凝ったコスプレは、年々進化。本家アメリカのコスプレを凌ぐ勢い。そもそも何故仮装するようになったのか?日本での爆発的な普及のキッカケは?などなどハロウィンのエトセトラ、考えてみました。

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昨年は断然アナ雪。今年の人気コスプレは?

ハロウィンの仮装で真っ先に浮かぶイメージ…お化けや幽霊、マントにとんがり帽、魔法の杖などではないでしょうか。これらは全てちょっとおどろおどろしいイメージですよね。もうご存知の方も多いと思いますが、元々ハロウィンは日本の「お盆」のような行事。死者の霊が家族に会いに来る日として始まったのが起源。仮装はこうした霊たちが下界に降りて来た時ビックリしないよう、又同じ時期に出てくるとされていた有害な精霊や魔女から身を隠す「隠れ蓑」の役割もあったそう。時が経ち、今では本来の目的に加えて、思い思いの好きな仮装をして楽しむようになったハロウィンパレード。
横道に逸れますが、よく映画の中で取り上げらる時、ハロウィンはホラー的な要素が多いのもうなずけます。元々の起源もそうですが、殺人鬼などの恐ろしい人物が仮装に紛れてわからない、という日常ではあり得ないシチュエーションを生み出せる貴重なイベント!?でもあるからかもしれませんね。
本筋に戻ります。昨年の1番人気コスプレといえば、「アナと雪の女王」ではなかったでしょうか。今年の1番人気は何になるのでしょうか。ハロウィンコスプレを一番楽しみにしているのはやはりお菓子をもらえる子供達。女の子はやはり今年もプリンセス系に人気が集まりそうです。男の子はまさか、ラグビーユニフォーム?今年は子供も大人もわかる一大ブームを巻き起こしたキャラクターは出現していないので、思い思いの好きなキャラクターに扮するのかもしれませんね。

100円ショップでお手軽に揃えられるコスプレグッズ。

特殊メイクばりの手の込んだメイクをしたり、衣装を手作りしたり…コスプレは大変そうです。というのがひと昔前までのイメージ。
日本でここまでハロウィンイベントが普及したのはコスプレグッズが簡単に入手できるようになったからではないでしょうか。専門店の本格的なグッズから100円ショップのお手軽グッズ…etc。帽子とマントと杖さえあればアッと言うまにハロウィン気分。特に100円ショップのバリエーションには目をみはるものが。今や人物キャラクターにとどまらずありとあらゆる物に仮装するハロウィンコスプレイヤー達。特殊メイク用品等も取り揃える100円ショップグッズが大いに活躍しているのかもしれません。ハロウィン始めバレンタインデー、クリスマス等のイベントシーズンには今や欠かせない100円ショップ。コスプレグッズだけではなく、ちょっとしたインテリアグッズも豊富です。玄関先やお気に入りの場所にハロウィンコーナーを作り楽しむのも良いですね。ハロウィンカラーのオレンジと黒の組合せはインパクトがありお部屋のアクセントになるので、楽しみやすいのかもしれませんね。

本来の意味に思いを馳せ、実りの秋に感謝したいですね。

ハロウィンが近付くと、街のスィーツショップにもカボチャのスィーツが沢山並びます。甘党でカボチャ好きの方はこちらも楽しみですよね。ハロウィンは収穫を祝う行事でもあります。元々ハロウィンはケルト人が始めた行事。ケルト人達はカブをくり抜いてランタンを作っていましたがアメリカに渡ってからは、アメリカではあまり収穫されないカブの代わりに豊富なカボチャが使われるようになったそう。もしアメリカでもカブが豊富に収穫されていたら、あのオレンジ色のカボチャランタンは無かったかもしれないのですね。
前ブロックでも触れましたがもうすっかり定着したオレンジ×黒のハロウィンカラー。やはりカボチャでよかったですね!?
1970年代に表参道のキディランドがハロウィングッズの販売を始め、1983年に国内で初めて大々的なハロウィンパレードを始めたそう。それから30年余り…もう日本でも欠かせない行事になりました。昨年、偶然ハロウィン当日に表参道を通りかかった筆者。ちびっこ達中心に本当に沢山の人々が仮装に身を包みパレードを楽しんでいました。ワンちゃんとお揃いコスプレをした人々も!
日本も秋は美味しい農産物が最も収穫される時期。海外行事を楽しむのが得意な日本人、元々の意味にも思いを馳せながら楽しみたいですね。

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