「ある日、聞き覚えのある声がラジオから聞こえ、沢田さんがソロデビューした事を知りました。それまでファンではなかったのですが、その伸びやかな、甘い声にすっかり魅せられ、その時からファンになりました」(60代・女性)

 1990年には「君をのせて 1990 version」としてリメイクされ、今井美樹が出演していた「ホンダ・トゥデイ」の初代モデルのCMソングに起用されたり、ASKAや桑田佳祐などがカバーしたこともある名曲なだけに、ベスト3に入るのもうなずける。

【2位    勝手にしやがれ   198票】

「勝手にしやがれ」 撮影/写真映像部・高野楓菜 協力/歌謡曲BAR スポットライト 新橋

「勝手にしやがれ」(1977年5月21日リリース/作詞:阿久悠 作曲:大野克夫 編曲:船山基紀)は「第19回日本レコード大賞」で大賞に輝いた楽曲だ。

 その他にも、「第8回日本歌謡大賞」「第10回日本有線大賞」「第10回日本作詩大賞」で大賞を、「'77あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭」ではゴールデングランプリに選ばれている。売り上げ記録は89.3万枚で、第2位に選ばれるのも納得だ。

「音楽の域を超えていて色気製造機だと思います。色気を味わいたくて21年前から毎日、どんなときも聴いてしまいます」(30代・男性)

「歌詞、メロディー、演奏、パフォーマンス全てがかっこいい」(50代・男性)

「小学生の頃、この歌を聴いてファンになりました。高校ではフォークソング部でバンドを組んで、ジュリーの歌ばかり歌っていました。会社に入ってからもこの歌が十八番でカラオケで歌うために帽子も持参し、アアア〜のところは聞いてる人も両手をふるのが当たり前の光景でした。自分の結婚式の2次会でもこの歌を生バンドで歌いました。私の人生で1番歌った歌です」(50代・男性)

「子供の頃に聞いて大好きだった曲。帽子を投げるしぐさ、伸びのある色気のある声、視線、全てが完璧です」(50代・女性)

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帽子を飛ばすのが小学生で大流行