「ロックとは何か? ロックな生き方とは? 日本語でロックを定義づけた傑作。ジュリーなくしてこの曲は生まれなかっただろうし、ジュリーにしかこんな歌は歌いきれない。悠久に色あせることのない名曲。理不尽や落胆、辛いことがあっても、この歌を口ずさんむと達観して背筋を伸ばして生きて行ける、私にとっても大切な一曲」(50代・男性)

 オリコンでは最高2位。「ザ・ベストテン」(TBS)では4週連続1位を獲得し、1987年の年間順位は4位だった。

【4位    危険なふたり 101票】

「危険なふたり」撮影/写真映像部・高野楓菜 協力/歌謡曲BAR スポットライト 新橋

 5位と僅差で4位になったのは、ソロ曲で初のオリコン1位を獲得した「危険なふたり」(1973年4月21日リリース/作詞:安井かずみ 作曲:加瀬邦彦 編曲:東海林修)だ。

 別れの曲なのに、イントロから軽快のためか、「イントロのギターが印象的」(60代・男性)「イントロからノリノリで一気に引き込まれる。ジュリー節炸裂!」(50代・男性)「歌詞の内容とは裏腹だけど、出だしが明るく乗りがよく、気持ちが上がる!」(50代・女性)など、ノリの良さを好きな理由にあげるファンも多い。

 また、若いころに「危険なふたり」を聞いたことがきっかけでジュリーのファンになったという声も。

「この曲でジュリーが大好きになった」(50代・女性)「小学5年でJULIEにイチコロにされたのがこの曲。とにかくカッコイイ!」(60代・女性)「この曲の衣装とビジュアルで大好きになった小学2年生の時から、50年以上大好きなままです」(50代・女性)

 このころのジュリーは、小学生までも魅了していたのだから、驚くばかりだ。

【3位    君をのせて 108票】

「君をのせて」 撮影/写真映像部・高野楓菜 協力/歌謡曲BAR スポットライト 新橋

 いよいよベスト3突入!  第3位は「君をのせて」(1971年11月1日/作詞:岩谷時子 作曲:宮川泰 編曲:青木望)。ソロデビューシングルだけに、ファンの思いも強い。

「彼のソロデビュー曲だと思うが、もっと評価されて良い曲だとずっと思っている」(70代・男性)

「曲、メロディーとも至高の作品。青年、沢田研二のソロの船出に心打たれる」(60代・男性)

次のページ
ラジオから聞き覚えのある声