「最高の相棒」とショッキングな形で袂を分かつことになった……

 ギャンブル依存症に苦しむ人のサポートに携わる施設関係者は、こう語る。

「ギャンブルにハマって首が回らなくなっている人間は、その場を乗り切るために平気で嘘をついてしまう。借金は一時的なもので、いつか取り返せるという心理があるので、自分の行いを正当化して現実逃避する。水原さんは大谷に迷惑を掛けたくないという思いが当然あったと思いますが、発言がコロコロ変わって嘘の上塗りをしている可能性が高い。これから本格的な捜査が始まるので詳細は分かりませんが、専門の医療機関でギャンブル依存症の治療を受けた方が良いでしょう」

様々な意見

 大谷の会見は、米国メディアに受け止められただろうか。米国駐在の通信員が明かす。

「様々な意見があります。『大谷は話せる範囲で誠意を尽くした』と好意的な意見が多い一方で、『なぜ、大谷の口座から水原氏が送金できたのか説明責任を果たしていない』『なぜ、メディアの質疑応答を設けなかったのか』『英語を学ばないから痛い目に遭った』など批判的なニュアンスも見られる。ただ、多額なお金が大谷の口座からどうやって送られたのかは当局の捜査が入るので、大谷は詳細を答えられない。英語を学んでないというのも誤解ですよ。大谷はフランクな日常会話なら十分にやり取りできる。ただ、役所や銀行などの書類手続きは専門用語が多く、理解するのが難しい。銀行口座をいくつも持っていても不思議でないし、身の回りの生活をサポートしていた水原氏がID、パスワードを把握している可能性は考えられる。水原氏を信用した大谷に落ち度があると言われればそうかもしれませんが、批判的なコメントはちょっと酷だなと感じます」

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