愛子さまが言う「気が遠くなるような毎日」に、つげ氏は「愛子さまの真面目さ」を感じるという。
「“気が遠くなるような毎日”と表現されていましたが、この言葉から、卒論に取り組まれている間、集中力と根気を持続させて、すごく一生懸命にされていたんだなと思いました。
卒論の文章も何度も何度も推敲されたり、努力の日々を過ごされてきたのが伝わってきましたよね。気が遠くなるという言葉に愛子さまの真面目さが表れています。要領よくやろうという発想はなく、とことん探究しようとする思いが強いのだと思いました」
不器用なほどの真面目さ
卒論に向かう姿勢から、愛子さまの大学生生活と学びによって得たものが垣間見えた気がする。つげ氏はこう続ける。
「不器用なほど真面目なご性格なのだと思いました。決して妥協しない、この辺でいいだろうというのがなく、常に高みを目指して、それに向けて最大限に努力されているのだろうと感じました」
愛子さまは、4月から日本赤十字社で嘱託職員として働き、公務も担っていく。これからの愛子さまに、大学生活での経験は大いに役立つのではないかとつげ氏は話す。
「公務では地方を訪問されて、いろいろな方と出会い、その方たちのお話しに耳を傾ける機会も出てきます。大学生活でいろいろな方と出会い、交流されてきたように、愛子さまは一生懸命お話しを聞いて、理解しようとされるのではないかと思います。
今後、お勤めや公務をされるうえでも、愛子さまのそんな姿勢や真面目さは大いに役に立つと感じますし、それが『愛子さまらしさ』になっていくのではないでしょうか」
これまでもすべてのことに真摯に向き合ってきただろう愛子さま。4月からは新生活を始められる愛子さまを心から応援したい。(AERA dot.編集部・太田裕子)