天皇、皇后両陛下の長女・愛子さまが3月20日に学習院大学日本語日本文学科を卒業された。卒業式に向かう桜色の振り袖に紺色の袴姿の愛子さまの姿が報道され、宮内記者会からの質問と愛子さまの回答も公表された。2001年から皇室番組の放送作家を務めるつげのり子氏が、愛子さまの回答文書の「見逃せないポイント」を語った。
【全身写真】美しすぎる!愛子さまの桜色の本振袖に袴姿はこちら
* * *
愛子さまは、卒業式の当日の20日午前9時すぎに、東京・豊島区にある学習院大学のキャンパスに登校された。
桜色の振り袖に紺色の袴姿。ここ最近、卒業式の袴姿にはブーツを合わせる人も多いが、愛子さまの足元は草履。その着こなしは古典的であると同時に気品が感じられ、愛子さまらしさがにじみ出ていた。
記者の前に現れた愛子さまの袴姿に、つげのり子氏は1992年の紀宮さま(現・黒田清子さん)の学習院大学の卒業式を思い出したという。
紀宮さまの卒業式での姿
「紀宮さまの学習院大学の卒業式では、ご学友の女性はほとんどの方が袴姿でしたが、紀宮さまはスーツ姿だったんです。
紀宮さまの例もあるので、“愛子さまもスーツの可能性があるのか?”と思い、心待ちにしていたら、袴姿でとてもお似合いになっていました。
学習院の校章は桜なので桜の文様が入った振袖を選ばれたのかなとも思いました。華やかな中にも若々しさと気品があって、早春の朝の日差しの中で輝いていましたね」
つげ氏が卒業に際しての愛子さまの文書回答で着目したのは、「大学入学後の友人」に関してだという。愛子さまの文書回答にはこうある。
「高校までの友人たちとの嬉しい再会とともに、大学入学後の新たな友人たちとの交流も始まり、学年の枠を越え、友人たちと一緒に授業を受けたり、直に話をして笑い合ったり、学内の様々な場所を訪れたりしたことは、私にとって忘れることのできない一生の思い出となりました」(卒業に際しての文書回答より抜粋)