ここ1週間の地震回数は、震度1以上が46 回でした。そのうち震度3以上は7回で、昨日15日未明には福島県沖を震源とする地震で、福島県で震度5弱を観測。さらに15日夜には奄美大島近海を震源とする地震で、鹿児島県で震度4を観測しました。
ここ1週間の地震回数
上の図は、全国で、ここ1週間(3月9日11:30~3月16日11:30)に震度1以上を観測した地震の震央を示したものです。ここ1週間では、震度1以上の地震を46回観測しました。そのうち震度3以上の地震は7回でした。
震度3以上は7回
昨日15日午前0時14分頃には、福島県沖を震源とするマグニチュード5.8の地震が発生し、福島県で最大震度5弱を観測しました。さらに、同15日午後7時32分頃には、奄美大島近海を震源とするマグニチュード5.5の地震が発生し、鹿児島県で最大震度4を観測しました。
ここ1週間だけでも、北海道や千葉県、石川県、福島県、鹿児島県と、あちらこちらで震度3以上の揺れを観測しています。
地震に備えて
地震は突然襲ってきます。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。
① 非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。
② 家具の固定をしましょう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。
③ 地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。
④ 普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておいてください。
大きな地震が起きたら
緊急地震速報が発表されたり、突如揺れを感じたりした時も、慌てずに適切な行動がとれるよう、とるべき行動を知っておくようにしましょう。安全を確保するための行動例は以下の通りです。
① 家庭では頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難してください。あわてて外に飛び出したり、無理に火を消したりしないようにしてください。扉を開けて避難路を確保することも大切です。
② エレベーターでは最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。
③ 街中ではブロック塀の倒壊等に注意しましょう。また、看板や割れたガラスの落下に注意してください。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。
④ 自動車運転中はあわててスピードを落とさないでください。急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしましょう。ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。
⑤ 山やがけ付近では落石やがけ崩れに注意してください。