メンバーそれぞれのソロステージでは敬愛するアーティストのカバー曲が披露された。BEOMGYUはエレキギターを弾きながら、ADOYの「Wonder」を時折髪をかき上げながら艶っぽい歌声で歌った。SOOBINはRAINの「さよならの代わりに」を華麗なステップを踏みながら披露。スケートボードを抱えて、オープニングと同様アリーナエリアに登場したHUENINGKAIはアヴリル・ラヴィーンの「Sk8er Boi」を元気いっぱいにパフォーマンス。TAEHYUNはブルーノ・マーズの「Finesse」をチョイス。ファンキーでキレのいいボーカル&ダンスを見せつけた。トリのYEONJUNはSHINeeテミンの「Guilty」をセクシーさ全開で披露し、MOAを熱狂の渦に。5人それぞれの華やかな個性が爆発した。
メンバーがどれだけMOAの考えがわかるかを競う「MOA力 QUIZ SHOW」を経て、最後のブロックへ。「もしMOAの職場にTOMORROW X TOGETHERが面接に来たら?」というテーマで5人それぞれがコーディネートした衣装をまとい、最新曲「Chasing That Feeling」を披露。MOAによるコールが轟く中、スキルフルなダンスと歌で魅了した。
アンコールでは、たくさんの紫陽花で飾られた階段に5人が座り、「紫陽花のような恋(Hydrangea Love)」をエモーショナルに歌った。約2時間半、MOAとの絆を確かめた後で歌われたこの曲は、愛を一層固く誓っているように聞こえた。
それぞれが再びMOAへの愛、そして今後の成長と再会を約束したメッセージを口にし、「Happily Ever After」へ。最後は「Force」のエネルギッシュなサウンドの中、「君と未来を守りたいんだ」と、これからの未来を約束した。
TOMORROW X TOGETHER は4月1日に6thミニアルバム「minisode 3:TOMORROW」をリリースする。新しいアルバムでどんな未来が開けるのか、楽しみに待ちたい。
(ライター・小松香里)
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