「王貞治会長が惚れ込み『背番号1』を与えたほどの素材だが精神面が稚拙過ぎた。問題発覚時は収束しつつはあったがコロナ禍真っ最中だった。高校時代に秋田県で野球だけに打ち込んできた10代選手が、福岡という都会で勘違いしてしまったのではないか」(ソフトバンク担当記者)
「ドラ1で指名されるほどの選手は飛び抜けた素質を持っている。加治屋や田中を見てもわかるが、環境を変えることで飛躍することもある。風間は年齢的に若く可能性はあるが、今のままならば環境を変えるのも一手かもしれない」(在京球団編成担当者)
かつては人気球団の巨人や阪神に入団しただけで勘違いして消えていく選手も多かった。ソフトバンクも地元・福岡で圧倒的な人気を誇るチームでファームの環境も抜群なだけに、悪い意味での"居心地の良さ"を感じてしまうのかもしれない。
「3年連続リーグ優勝を逃したのは恥ずかしい。全選手が球団の置かれた現状を認識して野球に没頭して欲しい」(ソフトバンクOB)
世界一を目標に掲げた球団が勝てなくなっている。全てとは言わないがドラ1選手の不甲斐なさも原因の1つなのは間違いない。小久保監督のもと、覇権奪回を目指す新生ソフトバンクで、新たに戦力となるドラ1選手は現れるのだろうか。