占い師、作家 しいたけ.
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 AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占い師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。

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Q:今年就職します。卒業生が働いているご縁で紹介いただき第1志望に内定を頂いたのですが、いい噂を聞かず、不安があります。二十数人の会社なのに咋年だけでベテランが4人辞めたそうです。もうお返事もして決心した後にこのような話を聞き、もやもやしています。今はとりあえず働いて、自分の目で見てから続けるかどうか決めようと考えています。(女性/学生/23歳/しし座)

A:はじめに僕の持論をお話ししたいんですが、僕はプライベートはある程度楽観的なほうがいいと思っています。心配しすぎても前に進めないし、なんとかなるだろう精神も大事だから。ただ、仕事やビジネス面においては、心配性な人のほうがうまくいっている実感があります。

 例えばいまかかわっている仕事は好きだけど、担当者が代わったらどうするか。取引先の方針が変わった時に自分がどうするか。仕事ができる人って、そういう「先の不安」についてもちゃんと考えているんですよね。だからその不安が実際にやってきた時にもあたふたせずに対処できる。病的な心配性の一歩手前ぐらいで不安について神経を張り巡らせている、それはすごく正しい心配の仕方です。だからあなたの場合の心配も悪くないものだと僕は思います。

 その上でやってほしいのが「文字に起こす」作業です。何を不安に思っていて、働きだした時にどんなストレスや問題が起こりそうなのか。あと「自分は何のために仕事をするのか」も書き出してみてください。

 これは大事なことですが、仕事は縁や運で決まっていく部分も大きいです。実力があっても、縁が来ないこともあります。むしろ来ないことのほうが多いかもしれません。そういう時、自分が仕事をする理由を7個ぐらい持っていると強いです。

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