主人公はジョージ・ベイリーという青年で、住宅金融会社を経営していた父の後継ぎとなります。
住宅金融会社というのは、人からお金を集めて、住宅を建てたい人に資金を貸し出す、小さな地方銀行に近い会社です。
幼馴染と結婚したジョージは、新婚旅行に行こうとしていたのですが、タイミングの悪いことに大恐慌で街中が大混乱。
ジョージの会社には人が押し寄せ、「預けたお金を返してくれ!」と、取り付け騒ぎっぽい状態になります。
もちろん、ジョージの会社には現金がほとんどありません。
それもそのはず。顧客が預けた資金は運用されているわけですから。
そこで、ジョージは顧客の前に立って「預かった金は運用しているから、ここにはない」と伝えます。
「みなさんの資金は、ジョーさんの家にある。ケネディさんの家にも、マックリン夫人の家にも」「資金は建設費として使われているけれど、いずれ返済される」と説明を重ねたところ、最後には顧客の理解を得ることができました。
お金とは、幸福度を上げるためのツールだ!
僕があの映画を観て感じたのは、お金はいつも世の中を巡っているということ。
あなたがお店で払ったお金は、そのお店の仕入れ代金やスタッフへの給料などになって、世の中を巡っていきます。