パトリック・ハーランさん
パトリック・ハーランさん
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 ハーバード大卒のパトリック・ハーラン(パックン)は、テレビ東京のモーニングサテライトにレギュラー出演しています。番組内の人気コーナー「パックンの眼」は、アメリカのマーケットに対して独自目線でわかりやすく解説。新NISAスタートしたいま、投資熱の高まりを受けてさらに注目が集まっています。「お金持ちってなんか嫌」「お金って汚いもの」と考えるのは、日本人特有の間違った考え方だと、パトリック・ハーラン(パックン)は断言します。いまさら聞けない「お金の基本」もしっかりカバーした、パックン初のお金の本『パックン式 お金の育て方』の中からお金との向き合い方に関する知識を一部を抜粋・再編して大公開します。(「AERA dot.」2022年12月5日配信の記事を再編集したものです)

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あなたのお金が、倍になるのはいつだろう?

 僕がアメリカの金融教育やマネーを使った子育ての話をすると、「子どもにお金のことを話すのはちょっと……」と感じる人は、少なからずいらっしゃるようです。

 もしかすると、そう感じた人は、お金に対してどこか「汚いもの」というイメージを持っているのかもしれません。

 この価値観はもちろん欧米にも多少はあります。

 しかし、日本ではとくに「お金=いやしいもの」「質素倹約=美徳」という考え方が定着している気がします。

 一説には、江戸時代の身分制度で、「お金を扱う人たちの身分は低い」とされたことが影響しているとも言われています。

 僕も、「質素倹約」は大賛成です。

 実際にそうしてきたし、子どもたちにも無駄遣いはやめるように言っています。

 だけど、「お金がいやしいもの」という考えには賛同しかねます。

 なぜなら、お金は社会を良くしてくれるものだから。

あなたのお金が、誰かの役に立っている?

 僕が大好きなアメリカの映画に、1946年に公開された『素晴らしき哉、人生!』というものがあります。フランク・キャプラ監督、ジェームズ・スチュワート主演の名作です。

 この映画はとても感動的で、しかもお金の勉強にもなります。

 まだ観ていない人はぜひ観ていただきたいです。

 とくに観るんだったら、まもなくやってくるクリスマスシーズンには超おすすめだよ!

 ここでは、僕がとくに好きなシーンをお話ししましょう。

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パックンが、超オススメする名シーンとは!?