現地でもメジャーリーグの殿堂入りは“ハードルが高すぎる”という意見も多く、2023年には現地メディアの『USA Today』も投票者はもっと寛容になるべきだというタイトルの記事を掲載している。その中で「北米4大プロスポーツの中で明らかに最も入るのが難しい。凄い選手の中の、そのまた凄い選手だけが名乗れるもの」とメジャーリーグの殿堂入りの難易度をそう評している。

 なお、『USA Today』によると、2023年に上限の10票を投じた投票者はわずか13.9%で、「殿堂入り」に値しないと記者が判断すれば、白票も当たり前のように増える厳しい世界だ。

 そんな中で、満票での選出も予想されるイチローがいかに凄いか分かるだろう。まだ来年の投票までは1年近くあるが、現地ではメディアやファンたちがイチローの成し遂げた功績を改めて振り返り、「満票であるべきか」などについて熱く語られることになるだろう。

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