AERA 2024年2月26日号より

池崎:「Ferris Wheel」は僕にとっても、特別な思い入れのある曲です。その日のうちに書き上げなければいけない状況だったのですが、京ちゃん(藤牧)が先に書いてくれていた歌詞が、走り続けている僕たちの姿に重なって、すぐに言葉が浮かびました。

――同アルバムに収録されている「LEGIT」は、11人のダンススキルが光るヒップホップナンバー。西が作詞を担当した。

佐野:僕はチェーンソーでガレージの扉を切る演技をしました。初めてチェーンソーを手にしたので怖かったのですが、やっているうちに楽しくなっていきました。かなりインパクトのあるシーンになっています。

――「LEGIT」で歌うのは、「ありのままの自分でいい」というポジティブなメッセージ。では、メンバーそれぞれが考える“自分らしい瞬間”とは。

「僕、かっこいい」

藤牧:(後藤)威尊が自分らしさを感じるのは、筋トレが終わった後じゃない? 鏡を見て「かっこいいなあ。僕っぽいなあ」って思ったりしない?

後藤:「僕、かっこいいな」はなるけど、僕っぽいはならない。

池崎:「僕、かっこいい」はなるんだ(笑)。

西:僕は、こだわりの強さが垣間見えた時。今年開催の事務所のイベントで他のグループの方々とユニットステージをすることになった時、イベントの2~3日前くらいに、自分のパートの歌詞を全部書き直したということがありました。ユニットを組んだ方々も驚いていたけど、納得いくまで終われないのが僕なので。

木村:何もないところで躓くと、「ああ、またやっちゃったな」と思います。躓くだけならまだしも、たまに豪快に転んだりして、取り返しのつかないことになったりするんですけどね。

田島:僕は模様替えをしている時です。気分を変えるために、部屋の模様替えをしているんです。断捨離してスッキリさせたりすることもあるし、ちょっと落ち着かない雰囲気にする時もあります。うちの父親も模様替えが趣味なので、これは“田島家っぽさ”ですね。

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