INI(撮影/蜷川実花 hair & make up 高徳洋史 いたつ(MASTER LIGHTS)

 ハイレベルな歌とダンスで昨今のボーイズグループブームの波に乗るINI。デビューシングルから5作連続売り上げハーフミリオン超えの快挙。2ND ALBUM「MATCH UP」を2月14日にリリースした。AERA 2024年2月26日号より。

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――「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」から生まれたグローバルボーイズグループINI。日本の吉本興業と韓国の大手芸能事務所CJ ENMが合同で設立した事務所に所属し、ボーダーレスな時代を象徴するような存在だ。

後藤:韓国の音楽番組にも、日本のバラエティーにも出させていただける環境は活動をする上で強みになっていると思います。

木村:僕たちはオーディション番組出身なので、成長する姿を見せられるのも魅力の一つなのではないかなと。

藤牧:いろいろありますけど、一番の強みは、MINI(INIのファンネーム)がいることだと思います。MINIは、INIを世に広めてくださったり、その熱量で僕たちの力だけでは実現できないことを叶えさせてくれたりする。感謝しかないです。

後藤:ライブやイベントでものすごく盛り上がってくれるんです。MINIの歓声を聞くと、力が湧いてきます。

西:(松田に向かって)迅はMINIの歓声を聞きたくて、毎回ライブの時にでっかい声で「MINI~」って叫んでいるよね。

松田:迅タイムね。今ではライブのお約束になっています。

――14日に2ND ALBUM「MATCH UP」をリリースした。

池崎:自分好みの曲ばかり入った、お気に入りの一枚です。

佐野:メンバーが作詞に参加した曲も多いし、素に近いINIが詰まっている作品です。

自分たちの姿に重なる

後藤:前作の「Awakening」のあと、いろんなジャンルの曲をやってみて、改めてたどり着いた“INIらしさ”がここにあります。

藤牧:僕は今回、「Ferris Wheel」の歌詞を書かせていただきました。なかなか言葉が出てこなかったとき、「ここちょっと何かない?」と(池崎)理人に相談をしたら、僕の歌詞にばっちり合うフレーズを入れ込んでくれました。結果、共同作詞になったというエピソードも含めて、好きな曲です。

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