小芝風花さん(右)と林真理子さん(撮影:小黒冴夏/ヘアメイク:竹下あゆみ/スタイリスト:成田佳代/衣装協力:ete、KOH’S
小芝風花さん(右)と林真理子さん(撮影:小黒冴夏/ヘアメイク:竹下あゆみ/スタイリスト:成田佳代/衣装協力:ete、KOH’S LICK CURRO)
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  俳優の小芝風花が、横浜流星が主演を務める2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に出演することが決定した。小芝にとって大河ドラマ初出演で小芝が演じるのは、吉原の老舗妓楼・松葉屋を代表する伝説の遊女・花の井(五代目瀬川)役だ。俳優のキャリアを確実に刻む小芝風花の過去の記事を振り返る。(「AERA dot.」2022年6月18日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

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 主演作が続き、いまや大人気女優として活躍する小芝風花さん。当時の思い出や、女優を始めるきっかけを、作家・林真理子さんとの対談で明かしてくれました。

林:私が小芝さんを初めて拝見したのは、NHK朝ドラの「あさが来た」(15年度下半期)で、あのときはヒロイン(波瑠)の娘さん役でしたが、あれよあれよという間に人気女優さんになっちゃって。

小芝:いえいえ。

林:最近の朝ドラって、オーディションを受けて、ヒロインじゃなくても、妹役とかお友達役になって、そこから人気に火がついてますよね。小芝さんはその代表的な人だと思います。

小芝:私、はじめはヒロインのオーディションを受けていたんです。最終審査まで残ったんですけど、不合格で。しばらくしてヒロインの娘役(千代)としてオファーをいただいて、びっくりしましたし、すごくうれしかったです。

林:ほんとに可愛かったですよ。着物姿も板についてました。お母さんに反抗的になったりする役でしたね。

小芝:ずっと口をとがらしてツンツンしてたので、視聴者の方からは「フグ千代」って言われてました(笑)。

林:「あさが来た」のあと、ドラマのオファーが急にいっぱい来たんですか。

小芝:劇的にという感じではなかったです。でも、20歳を超えたぐらいから、「あさが来た」の監督さんとかプロデューサーの方とかから、「もう一度一緒にお仕事したい」と声をかけていただく機会が増えたので、「あさが来た」で大きく変わったなと思います。

林:今度はヒロインとして戻ってくる可能性もあるわけですね。

小芝:できたらいいなと思います。

林:私、今回初めて知ったんですけど、フィギュアスケートやってたんですって?

小芝:習ってました。小学校3年生から。

林:きっかけは何だったんですか。

小芝:荒川静香さんなんです。もともと別の習い事をしてたんですけど、荒川さんが(トリノ)オリンピックで金メダルを取られたときに、お母さん仲間の中で「風花ちゃん、スケート向いてそうじゃない?」みたいな話になったらしくて。それで家族でスケートリンクに遊びに行ったんです。

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