2位:阪神

【想定される主力】

・リードオフマン候補:近本光司・中野拓夢・木浪聖也・島田海吏・小幡竜平

・クリーンアップ候補:大山悠輔・佐藤輝明・森下翔太・井上広大・前川右京

 昨年は外国人選手のノイジー、ミエセスがあまり機能しなくても日本一を達成しているように、生え抜きの日本人選手が揃う打線が大きな強みだ。野手の最年長が今年33歳の梅野隆太郎で、3年後も現在の主力が多く残るということを予想して2位と評価した。大山が今年30歳を迎えるが、昨年のプレーぶりを見てもまだまだこれから成績を伸ばしそうな雰囲気があり、4番らしさが増してきたのは頼もしい限りだ。また佐藤、森下の2人もポテンシャルの高さを考えるとここから成績を伸ばす可能性は高く、井上、前川という強打者タイプの高校卒の若手が控えているのも心強い。昨年のドラフトで上位指名の2人を投手で揃えたのも頷ける。

 一方で少し気になるのはリードオフマンの方だ。近本、中野の2人は3年後もまだ力がありそうだが、その後に続く選手となると少し層の薄さを感じる。昨年、近本が怪我で離脱した時に1番・センターを埋めるのに苦労したのがそれを象徴していると言えるだろう。育成ドラフト2位ルーキーの福島圭音は楽しみな存在ではあるものの、ポスト近本というのは今後の阪神にとって大きなポイントとなりそうだ。


1位:日本ハム

【想定される主力】

・リードオフマン候補:上川畑大悟・五十幡亮汰・奈良間大己・細川凌平・矢沢宏太

・クリーンアップ候補:万波中正・野村佑希・清宮幸太郎・今川優馬・有薗直輝

 巨人、阪神を抑えて1位と評価したのが日本ハムだ。実績のある選手という意味では少し劣るものの、年齢的に若い選手が揃っていることを高く評価した。特に大きいのがクリーンアップ候補にまだまだ伸びそうな選手が多く揃っているという点だ。中でも万波は長打力だけでなく対応力も上がっており、守備でも高い能力を見せていることから、今後リーグを代表する外野手となる可能性は高い。ここに故障が目立つ野村、清宮が1年を通じて力を発揮できるようになれば、12球団でも1、2を争うクリーンアップとなる可能性は高い。また一昨年二桁ホームランを放った今川、二軍で成長を見せている有薗も今年以降大きく成績を伸ばす可能性は十分だ。

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?
次のページ
日本ハムはリードオフマンタイプも豊富