SNSといえば、知人・友人と「つながる」ことができるツールとして定着してきた。しかし、近年SNSはさらに進化。もはやあかの他人とも「出会える」ツールになっているのだ。
こうしたSNSの特徴は、「共通項」でつながるというもの。例えば、DMM.comが提供するSNSアプリ「肉会」のキーワードはずばり「肉」だ。肉が好きで、一緒に焼き肉を行く人を探している、という人が利用するアプリなのだ。
焼き肉はふと食べたい!と思い立っても、意外に相手を探すのは大変なもの。そんな時に活用できるのがこのアプリだ。利用法は、まずフェイスブックを通じてアプリに実名登録。肉会は基本的にふたり一組で相手を探すので、フェイスブック上の自分の友達とペアを組んで登録する。すると、毎日12時にアプリから肉会会員の紹介メールが届くようになる。メールには相手のペアの名前や写真、行きたいお店、さらには「おごります」「割り勘で」といった支払いに関する条件も掲載されている。相手のペアは同性の場合も、異性の場合もあるという。
実際に一緒に行きたいペアが見つかり、お互いのマッチングが成立したら、具体的な日時などを決めるためにアプリ内でメールのやりとりをする。あとはお店の前で待ち合わせて、一緒に焼き肉を楽しむという仕組みだ。
都内の会社員Aさん(26)もこのアプリを利用したひとり。友人が肉好きで、アプリのペアに誘われたのがきっかけだという。友人がメインとなってアプリ内でやりとりをし、「おごります」と記載されていた30代前半の男性ペアと焼き肉をすることに。お相手について、Aさんはこう話す。
「フレンドリーですごく話しやすい人たちでした。一緒にいったお店は、相手の方から希望があった六本木のお店。ずっと行きたかったお店だったそうなんですけど、ちょっとオシャレな感じのお店だから『男性だけだと入りづらくて』と話していました。男性にとっては、女性が一緒の方が入りやすい雰囲気のお店があるみたい」
ちなみに、Aさんの友人女性はその後、この焼き肉仲間と意気投合して、個人的に連絡を取り合っているという。共通の趣味があると、やはり友人関係も発展しやすいのかもしれない。
おなかが満たされたら、その後に欲しくなるのはコーヒー。次に紹介するのは、そんなコーヒータイムを共有する相手を探すSNS、その名も「コーヒーミーティング」だ。