これは、日常のちょっとした隙間時間、例えばコーヒーを1杯飲むくらいの時間、ともに過ごす相手を探すためのもの。こちらもフェイスブックと連動した実名登録のSNSとなっている。フェイスブックアカウントで登録した後、自分のミーティング希望時間と場所を設定する。例えば「○月×日、○時、××駅のスターバックス」など日時と場所を登録し、ひとことメッセージをそえて登録するだけでOKだ。あとはそれを見て都合の合う人がいれば、申し込みが届くという仕組みだ。申し込みには「承認」と「却下」が可能なので、複数の人から申し込みがきた場合、自分に合いそうな人を選ぶことができる。
逆に、自分が誰かのミーティングに参加することも可能だ。「ミーティング」ボタンを押すと、近い日時でミーティングを希望しているユーザーが一覧で表示される。その中から、自分の都合に合った人を見つけ「お茶したい」ボタンを押せばOK。承認されれば、ミーティング成立だ。
こちらのサービスはプロフィール欄には仕事内容が書かれていることも多く、異業種の人との出会いの場としても使われているようだ。共通の趣味から異業種交流まで、大人の出会いの場として使ってみてもいいかもしれない。
コーヒーミーティングは少人数での出会いが多いようだが、もっと大人数と出会うSNSもある。それが、「初対面カラオケ」をマッチングするSNS「ohaco」だ。
これもフェイスブックやツイッターで登録するサービス。サイトには、「○月×日、○○区、アニソン少人数オフ会」「○月×日○時、××区、バラード禁止縛り」など、日時と場所、ジャンルを指定したさまざまなカラオケの企画が掲載されている。参加したいものがあれば、その企画のコメント欄に「参加表明」すればOK。あとは当日、会場のカラオケボックスに向かうのみだ。
カラオケ好きにとって、同じ音楽の趣味や同じ年代の曲で盛り上がるのは、やはり楽しいもの。また、自分自身で企画を立てることももちろん可能なので、ニッチな音楽趣味のある人は、ここで企画を立ててみると仲間ができるかもしれない。
「ひとり焼き肉」「ひとりカラオケ」など、ひとりでも楽しめるサービスが増えた昨今だが、一方で大人数で楽しみたいという声も決して少ないわけではない。こうしたSNSは、そんなニーズが高まってきていることを示しているのかもしれない。
(ライター・横田 泉)