原瞳さん(右)と原慶介さん(撮影/篠塚ようこ)
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 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2024年2月19日号では、夫婦共に保育士の原瞳さんと原慶介さん夫婦について取り上げました。

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2人が26歳のときに結婚。娘(9)、息子(4)と4人で暮らす。

【出会いは?】保育の専門学校時代のバスケサークル。就職2年目の暮れの忘年会で隣に座り、連絡先を交換。初デートは浅草で初詣。

【結婚までの道のりは?】約3年交際。妻が職場で翌年度の継続希望を聞かれ、急きょ結婚の意思を確認。翌々月、夫が正式にプロポーズ。

【家事や家計の分担は?】家事はタイミングをみてお互いできることをやる。財布は一緒。

妻 原瞳[38]しゃりっこキッズ保育園 保育士

はら・ひとみ◆1985年生まれ、千葉県出身。私立保育園で働いた後、結婚を機に東京都の園へ。育休中、知人が立ち上げた現勤務先に誘われる。0歳児担任。保育業務・保護者支援にあたる

 勤務先の園で来年度も続けるかと聞かれ、結婚するかしないか考えたとき、「この人のいない生活……いやムリムリムリ! あ、必要な人なんだな」って、ぞわっとするくらい感じたんです。結婚したいってはっきり思いました。

 彼のご家族はあったかい。嫁姑ってぎくしゃくする話を聞きますけど、私と子どもだけで泊まらせてもらうこともよくあります。彼は自分の家族もわたしの家族も大切にしてくれて、そんなところも結婚の決め手になったかな。

 結婚してから保護者の気持ちに共感しやすくなりました。働きながら家事するだけで、こんなに大変なんだなと。お給料も生活費に使わないといけないし、実家にいたときと比べて仕事が「生きる」につながった。でも家事も仕事も1人でなく2人で背負うから半分で済む。結婚から「2人でひとつ」が始まりました。

 彼は優しくて相手を優先しがちだから心配になることも。自分を大切に、健康第一でね。老後に2人で行くキャンプが今から楽しみです。

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