「愛子は,昨年4月に学習院女子高等科生として新たな一歩を踏み出しましたが、引き続き多くの友達と先生方に囲まれ、充実した高校生活を送っているようです。

 そうした中で、関心もいろいろな方向に広がってきているようで、勉強面でもスポーツの面でも、また、社会に対しても,幅広く関心を示しています。

 また、外国からのお客様が東宮御所にいらした時には、愛子も少しずつ英語でのお話に加わる機会が増えており、海外に対する関心も膨らませています」(皇太子殿下お誕生日に際し・平成30年より抜粋)

学習院女子高等科に入学した愛子さま。報道陣からの質問に笑顔を見せた。このころから外国からの来賓との交流をされていたようだ=東京都新宿区 2017年4月8日 代表撮影

 つげ氏はこの言葉を聞いたとき「英語でお話しに加わっているとは、“さすが、天皇陛下雅子さまのお子さまだな”と思いました」と振り返り、だからこそ、今回の昼食会デビューが堂々としたものだったのかと感心する。

「ご両親が外国からの来賓と交流なさるときには愛子さまも同席され、高校一年生のころから少しずつ経験を重ねてこられていたんだと思います。もちろん、今回のような公式の昼食会は初めてですが、高校時代にはイギリスに短期留学をされていたこともあるので、外国の方との交流は全く初めてではないわけです」

 高校一年生からの積み重ねがあって、今回昼食会デビューとなったわけだ。まさに、研鑽の積み重ねの賜物。愛子さまが昼食会に出席した意図を、つげ氏はこう話す。

「愛子さまは、3月に学習院大学をご卒業後は日本赤十字社で嘱託職員として働きながら、公務もしていきます。

 卒業後の進路が明確になったいま、天皇陛下も雅子さまも、国際親善というのは重要なテーマのひとつであると考えていらっしゃるので、各国の要人たちとお話をすることに慣れていってほしいとお考えなのではないでしょうか」

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