「昨年のような一方的な勝敗差はあり得ない。阿部新監督は伝統の一戦の重みを知っているだけに、並々ならぬ思いでぶつかってくるはず。岡田監督は逃げない人なので、がっぷり四つの試合が見られるはず。素晴らしい熱戦が続くことを期待したい」(阪神担当記者)
阿部新監督も岡田監督が巨人を警戒していることに対し、「岡田さんもすごく監督経験をされてますし、僕はまだ初心者ですから、胸を借りるつもりで、ぶつかっていきたいなと思います」と反応。謙虚な一面を見せつつ、「いろんなことやりますから、楽しみにしていてください」とライバルをけん制するコメントを残している。
両球団は3月29日の開幕戦(東京ドーム)でいきなり激突する。阪神は「アレンパ」のために開幕ダッシュを狙うが、巨人はそれを阻止できるのか。
「大阪人の岡田監督は生まれた時から伝統の一戦の重みを知っている。リップサービスではなく本気で巨人をライバル視、そして対戦を楽しみにしている。(巨人が)倒しがいのある球団であることを望んでいるはず」(阪神関係者)
阪神と巨人には歴史の積み重ねがある。時代を経て両チームが対戦することに対しての感情は変わってきているが、「伝統の一戦」が盛り上がれば野球への注目度が上がるのは間違いない。