ドラマ「春になったら」でホームドラマに挑戦、4月にはSnow Manのメンバー3人による舞台も控えるなど、活躍の場を広げている深澤辰哉。常に考えているのはグループのことだという。AERA 2024年2月12日号より。
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――芝居心を学んだ一つ「滝沢歌舞伎」シリーズは昨年の春に幕を下ろしたが、この4月、新橋演舞場という“聖地”で、深澤と岩本照、宮舘涼太というSnow Manの3人が主演・演出を務めるエンターテインメント舞台「祭 GALA」を立ち上げる。
深澤辰哉(以下、深澤):4月に新橋演舞場に立つということは3人にとっても中途半端な覚悟じゃないです。本当に、すごく考えて決断したので。とにかく自分たちの熱量を4月にぶつけたい。ただ、「継承」という意味合いは個人的にはあんまりなくて、3人で新しい作品を作って盛り上げていこう、みたいな気持ちのほうが強いかな。
ロゴの「祭」という字のなかに3人の名前が入っているのもそういう思いを込めて。あれは、僕が「祭」という字を何回も書いていく中で「あれ? 俺らの名前の文字入らない?」と気づいて「よし、取り入れよう」となった経緯があります。そういうのも含めて、オープニングの曲をどうするかとか、どういう見せ方をしたら3人らしいか、グッズもどうするかとか全部話し合って作っていて。
舘さん(宮舘)だったら今までやってきた歌舞伎がある。岩本さんだったら舞台の演出やSnow Manの振り付けもやってくれている。で、僕はどちらかというと、生でお客さんとコミュニケーションを取るのが好きで楽しませる自信がある。3人が今までやってきたものをギュッと詰め込んだら、きっと「らしい」エンターテインメントが届けられるのかなと思う。「らしさ」をちゃんと見せていくことが、お客さんにも一番喜んでもらえることだと思うので。
――仕事が充実していく中で、心境に変化はあるのだろうか。
深澤:一つ一つのお仕事に取り組む姿勢というか、より良いものにしたいという熱量が上がってきましたね。 それと同時に、やっぱりSnow Manっていいな、と前より思うようになった。一人でやらせていただくお仕事の合間に入ってくるグループのお仕事の居心地の良さってもう別格で。ありがたいことに「それスノ」(グループの冠番組「それSnow Manにやらせて下さい」)があるから必然的に会う時間があって、すごく自分をリセットできる。