吉田羊(よしだ・よう)/福岡県久留米市出身。1997年に舞台デビュー。ドラマデビューは2007年。14年のドラマ「HERO」で人気がブレーク。映画の公開待機作に「コーヒーが冷めないうちに」(9月21日)、「ハナレイ・ベイ」(10月19日)など。(撮影/小山幸佑(写真部)、ヘアメイク/石田絵里子(Air Notes.)、スタイリスト/青木千加子)
吉田羊(よしだ・よう)/福岡県久留米市出身。1997年に舞台デビュー。ドラマデビューは2007年。14年のドラマ「HERO」で人気がブレーク。映画の公開待機作に「コーヒーが冷めないうちに」(9月21日)、「ハナレイ・ベイ」(10月19日)など。(撮影/小山幸佑(写真部)、ヘアメイク/石田絵里子(Air Notes.)、スタイリスト/青木千加子)

 2日、金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS・毎週金曜午後10時)の第2話が放送される。本作は、昭和の世を生きていた主人公のおじさん・小川市郎(阿部サダヲ)がひょんなことから2024年の現代へタイムスリップしたことから始まる意識低い系タイムスリップコメディだ。吉田羊演じる向坂サカエは2024年から1986年へタイムスリップし、市郎たちの昭和の破天荒にツッコミを入れていくのが痛快! 幅広い役柄をこなす吉田羊の過去のインタビューを振り返る。(「AERA dot.」2018年9月23日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

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 あらゆる対応が丁寧で誠実だった。事前に提出した質問項目には、手書きでメモが書き込まれている。でも、インタビュー中にそれを読むわけでもなく、質問一つひとつにその場できちんと向き合おうとする。話して誠実、撮られて優雅。それが吉田羊さんだ。短時間の取材だったけれど、ドラマや映画、舞台、バラエティーにも彼女が引っ張りだこな理由が、少しわかった気がした。

「最近はコメディーのお話もいただくようになりましたが、私自身は、普段から何事もシリアスに考えがちな質(たち)みたいで……。ある監督さんからは、『すぐ眉間にシワが寄るから、気をつけて!』と注意されたこともあります(苦笑)。相手役の方とその場で生まれる“セッション感”のようなものを楽しめるようになったのは、本当にここ数年ですね」

 今年は、鈴木おさむ監督の「ラブ×ドック」で映画初単独主演を果たした。1年で出演映画5本が公開され、演じる役柄も恋に悩むヒロインから息子を亡くしたシングルマザーまで様々。WOWOWの連続ドラマW「コールドケース2~真実の扉~」は、2016年に放送され好評を博したシリーズの第2シーズン。吉田さんは未解決凶悪犯罪事件を扱う刑事・百合を演じている。

「2年前と同じメンバー、同じスタッフが集結しているので、百合の衣装を身につけ、百合らしいメイクをすることで、自然に役のスイッチが入りました。このドラマは、毎回ゲストも豪華ですが、謎解きよりも、事件に巻き込まれた人たちの背景やエピソードを描くことが、物語の肝になっています。事件解決にとどまらず、丁寧に人間を描いている。人がなぜ殺されたのか。その死に様を描くことは、生き様を描くことと同じ。人間の数だけドラマがあるんです」

「コールドケース」は、アメリカで大ヒットしたドラマシリーズだが、日本版はクールでドライな本家のドラマより、日本人好みの人情溢れる内容になっている。聞けば、吉田さんもなかなかの人情派のよう。

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