放送作家の鈴木おさむさん
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 29日放送の人気バラエティー番組「しゃべくり007」(日本テレビ・毎週月曜午後10時)は「ハリセンボン感動の再会SP」だ。デビュー20周年を迎えるハリセンボンの若手時代の戦友や恩人たちが大集結する。ハリセンボンは所属事務所を退社したが、鈴木おさむは「祝福」するという。そのワケは?(「AERA dot.」2023年12月28日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

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 お笑いコンビのハリセンボンが2023年いっぱいで吉本興業を円満に退社し、二人で別の会社に移籍するというニュース。

 この話を最初に聞いた時にちょっと驚いた。なぜかというと、「二人で退社」というところだ。

 近藤春菜ちゃんはエージェント契約で、はるかちゃんはマネジメント契約だったので、僕の中では、箕輪はるかちゃんも一緒に辞めたことに驚きました。

 円満というのが、また吉本とともに素敵で。

 ハリセンボンは来年芸歴20年。その節目ということでこの選択をしたのでしょう。

 僕は来年3月いっぱいで放送作家を辞めますが、最初に放送作家を辞めると決めるまで、その選択肢が浮かびもしませんでした。

 人生は当たり前ですが、自分で選んでいくものです。会社に入ったり、結婚したりすると、ずっとその道で行かなきゃいけないと思い込んでしまう。

人生は一回

 人生は自分で選んで生きればいいものなのに、例えば「会社を辞める」という選択肢が頭に思い浮かばなかったりする。

 僕の先輩は奥さんともに20代で結婚しました。そして子供も成人し、大学を出て就職しました。奥さんは20代はずっと育児に明け暮れていたそうです。

 子供が独り立ちして、自分は50代。奥さんは自分の人生を振り返り、「まだ間に合う」と思ったらしく、夫婦で話し合って離婚をしました。仲悪くなっての離婚ではない。

 そして奥さんは離婚し、今、働いて、自分のために生きているようです。

 これを最初に聞いた時に驚きましたが、「そうか! そういう生き方もあるのか」と思いました。そして人生一回なんだよなと。

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ハリセンボンのこの「選択」