果たして家賃を5000円上げてまで、ガスコンロにこだわる必要があるだろうか? 冷蔵庫が必要なのだろうか? と一つひとつ問い直してみた結果、あまり設備はいらないな、となったのです。

 いまは調理器具のメンテナンスや、調理中に台所に張り付かねばならない大変さからも解放されてかなり満足しています。

 引っ越しも一番かさばっていた調理器具一式がなくなり、ずいぶん身軽になりました。

 驚くのは、頑張って作り置きしていたときよりも、いまの食生活の方が健康面もととのい、食費も無理なく小さくなったことです。私の生活には、この装備で十分なようです。

 いまの食費は少ないときだと、月4000円を切ることもあります。

 つくりたての方が美味しく、食べたい分だけ調理する方が気持ち的にもラクで、健やかさも快適さもアップしました。

食べる分だけ買って、つくる

 冷蔵庫に放置していた野菜やおかずを「そろそろ消費しないと……」と無理して食べるのは本当にしんどいです。

 いまの食生活では、生鮮品の消費に追われることもなく、食べたい量を少量からつくれるので、気持ち的にもラクです。

 家にストックしているのは、煮干しや乾燥大豆、切り干し大根やひじきなどの乾物です。

 季節にもよりますが、週に1~2回ほど、野菜や卵、豆腐や納豆を買い足して、献立を回しています。

 調味料は、味噌、醤油、オリーブオイル、酢、塩といったところです。

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調理はほぼせず、炊飯だけ