同じように布団の中でできる運動としては、腹式呼吸も効果的です。鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり息を吐きます。心がフラットになり穏やかな気持ちで朝を過ごすことができるはずです。
血行をよくするには、白湯を飲むのも有効です。全身のめぐりがよくなり、内臓の働きをよくします。飲むときは、お気に入りのカップを使って。好きなものを目にするだけでポジティブな思考になり自己肯定感もアップします。
【昼】職場でも自宅でも「ウォーキング」を取り入れる
ウォーキングは、体だけではなくメンタルヘルスにも有効です。私は以前、クライアントと歩きながらのカウンセリングを行っていたのですが、ゆっくり歩きながら話しているうちに、クライアントの気持ちがほぐれ、すっきりした表情を見せてくれるようになった、ということがありました。ウォーキングは心にも働きかけるんだ、と歩くことの効果を実感した経験です。歩きながら考え事をすると、今まで思いつかなかったアイデアが浮かんできたりもしますよね。
現在、脳神経科学の研究でも、ウォーキングの優れた効果がいくつも明らかになっています。たとえば、自然の中を90分歩くとうつに関連する脳の部位の活動が抑制される、15分以上のウォーキングは、セロトニンなどの幸せホルモンの分泌を促す効果がある……などです。
歩くことで心がリフレッシュ。物事をクリアに考えられるようになり、自己肯定感の回復を促します。職場やリモートワークの合間の気分転換にウォーキングを取り入れることで、心の免疫力を強化しましょう。
【夜】翌日に着る洋服のコーディネイトを決めておく
着る洋服のコーディネイトがスパッと決まるのは、「自分はできる!」という思いがあるとき。つまり自己肯定感が高いときです。逆に、クローゼットにたくさんの洋服があるにもかかわらず、どれにしようか迷ってなかなか決まらないのは、自己肯定感が下がっているサイン。自分への自信が揺らいでいるために、どれを着たらいいのかわからなくなっている状態です。