高市早苗氏

高市氏はダブルスコアでトップ

 そして2位にダブルスコア(121票)をつけてトップとなったのは、経済安保担当大臣の高市早苗氏(自民党)だった。

 票を入れた人のコメントを見ると、「強い日本に導いてくれそう」「既得権益軍団と戦ってくれそう。世襲議員にはない厳しさを持っている」「国を想う強さが伝わるからこそ、領土問題について他国と戦える政治家は高市さんしか考えられない」などと、国力・国益を重視する一貫した姿勢や、パワフルな政治手腕を評価する声がずらりと並んだ。

 安積氏も、「目先の問題意識だけでなく、50年後、100年後の日本のビジョンを示せる数少ない政治家の一人」と話す。

 およそ10年前のことだが、安積氏が高市氏の先見の明を垣間見たというエピソードがある。当時、日本のサイバー防衛体制は世界に後れを取っており、他国からのハッキングなどの脅威に見舞われていた。そんな中、高市氏は「情報セキュリティー問題はライフワークにしたい」と、いち早く問題意識を口にしていたそうだ。

 また高市氏は、官僚が作った答弁資料に自ら筆を入れることでも知られており、安積氏は「自分の言葉で説明できる発信力を備えている点でも、首相の器はあると思います」と評価する。

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自民党は“オジサン社会”