でも、「実際の生活費」と「理想の生活費」を明確にすれば、不安は薄れ「取り組むべきこと」が見えてくるのです。

 ただし、いきなり理想の暮らしに焦点を合わせるのではなく、まずはリアルで等身大の現状の支出を一度把握しておくことが大切です。

(実際の生活費の例)1か月あたり12万円×12か月=1年間に必要なお金144万円

(理想の生活費の例)1か月あたり10万円×12か月=1年間に必要なお金120万円

「実際の生活費」と「理想の生活費」のギャップがざっくりとでもつかめれば、削る金額は月2万円、年間で24万円……とすぐにわかり、理想と現実の差がはっきりします。

 あとは収入や支出のペースを、この金額に合わせていくだけ! というのが、私が思い描いているイメージです。

 仕事も生活も、全体で見て一番過ごしやすそうなフレームを見つける、という感じでしょうか。

 これまで風の吹くままに、東京23区から山に囲まれた地方まで、あらゆる土地に住んできて思うのですが、家賃の差はあるものの、トータルの生活費は(単身住まいの私の場合は)それほど変わらなかった気がします。

 例えば、地方で家賃が低い場合でも、車にまつわる維持費(駐車場代、車検代、ガソリン代など)がかかったり、食費や日用品代はあまりかからないものの、地域のお付き合いに参加する交際費が必要だったり……などです。

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