安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「受験」。大学受験の際、不合格通知の嵐だったと語るクロちゃん。浪人時代には予備校にも入学したが、勉強嫌いのため毎日のようにサボっていたとか。クロちゃんがヤバすぎる浪人時代を振り返った。
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2024年がスタートした。もう1月だし、受験生にとっては緊張感が高まる時期だよね。
今年、最初の連載テーマは「受験」。
振り返ってみると、ボクにとって「受験」とは、散々なものだった。もっとも印象深いのは、大学受験だね。とにかく不合格、不合格、不合格の連続。二浪して、最終的には短大に合格できたけど、合計57もの学部に落ちてしまい、受験費用は総額200万円以上もかかってしまった。自分でいうのもなんだけど、えぐい数字……。ほんと、よく両親は、これだけの数を受験させてくれたなぁとしみじみ思う。とんでもない不合格の通知の嵐に、きっと両親も相当なストレスがあったんだろうね。ボクがやっと短大に合格した時、母親は「やっと家から出ていってくれる」と心から喜んだみたい(笑)。
ちなみに、それだけの不合格が続いた理由は、ただひとつ。ボクがまったく勉強しなかったからだ。
子どもの頃から、ボクは勉強が大嫌いだった。勉強って一つ問題が解けると楽しくなってくるって言う人がいるけど、ボクにはまったく理解ができない。問題をいくつ解いても、また新たな問題が出てくるから、分からないことがどんどん増えていくような感覚がボクにはあって、昔から勉強の時間が苦痛でたまらなかった。そんな苦痛を味わうくらいなら「もう勉強なんてしない!」、そんな風に開きなおっちゃっていたからね。
でも、そんな都合の良い開きなおりなんか両親には言えるはずもなく、二浪中は、当然予備校に通わされていた。母親は教育熱心な人だったし、なんとか状況を打開してほしくて必死だったんだと思う。「あなたはやればできるから」と、よく口癖のように言ってくれていたし。
でも、当のボクはといえば、勉強に対してのやる気スイッチがまったく押されないまま、どうしようもない浪人生活を送っていた。今からの話は、受験生はまねしないように!(笑)。
まず、前述したように「予備校に通わされていた」という状況ではあったけど、教室にはほとんど入らなかった。ボクが通っていた予備校では、教室に入る前に出席のタイムカードを自分で押すんだけど、ボクはタイムカードを押したら、教室には入らず、そのままUターン。つまり、サボっていたというわけ。