この1年でも印象的だった公務といえば、ペルー訪問ではないだろうか。23年は日本とペルーの外交関係樹立から150年にあたる。11月1日、羽田空港を出発し、10日間の日程で南米・ペルーを公式訪問された。
度重なる航空機トラブルのため、経由地で足止めされたり、現地での超過密スケジュールなどハードな局面もあったが、終始弾けるような笑顔だった。ペルーのメディアからは、「ほほ笑みのプリンセス」と称賛された。
そんな1年を、皇室番組の放送作家のつげのり子さんは「佳子さまの存在感がこの1年ほど感じられた年はなかった」とし、こう話す。
「ペルーで『ほほ笑みのプリンセス』と呼ばれたことは、日本ではもちろん現地でも報道されていました。佳子さまは華やかでかわいらしいだけでなく、ペルーではかなりハードなスケジュールをこなされながらも、拝見する映像ではいつもニコニコされていました。
秋篠宮邸の改修工事の件で、1人暮らしへの批判もありました。それを跳ね返すかのように公務にまい進されていた様子から、とても健気な印象を受けました。
特にペルー訪問では毎日報道され、メディアへの露出が非常に多かった1年だったと思います」
20代最後の年を迎えられた佳子さま。ほほ笑みのプリンセスは、次の1年、さらに活躍されるに違いない。(AERA dot.・太田裕子)