この1年でも印象的だった公務といえば、ペルー訪問ではないだろうか。23年は日本とペルーの外交関係樹立から150年にあたる。11月1日、羽田空港を出発し、10日間の日程で南米・ペルーを公式訪問された。

ペルー公式訪問を終え、羽田空港に到着した秋篠宮家の次女佳子さま=23年11月10日 代表撮影

 度重なる航空機トラブルのため、経由地で足止めされたり、現地での超過密スケジュールなどハードな局面もあったが、終始弾けるような笑顔だった。ペルーのメディアからは、「ほほ笑みのプリンセス」と称賛された。

 そんな1年を、皇室番組の放送作家のつげのり子さんは「佳子さまの存在感がこの1年ほど感じられた年はなかった」とし、こう話す。

29歳になられた佳子さまのお写真は浅葱色の地に草花の文様の着物に帯は金色で、正倉院文様の一つである華文で品格のある振袖姿=23年12月2日 宮内庁提供

「ペルーで『ほほ笑みのプリンセス』と呼ばれたことは、日本ではもちろん現地でも報道されていました。佳子さまは華やかでかわいらしいだけでなく、ペルーではかなりハードなスケジュールをこなされながらも、拝見する映像ではいつもニコニコされていました。

  秋篠宮邸の改修工事の件で、1人暮らしへの批判もありました。それを跳ね返すかのように公務にまい進されていた様子から、とても健気な印象を受けました。

 特にペルー訪問では毎日報道され、メディアへの露出が非常に多かった1年だったと思います」

 20代最後の年を迎えられた佳子さま。ほほ笑みのプリンセスは、次の1年、さらに活躍されるに違いない。(AERA dot.・太田裕子)

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