林:このメイクをしていると、お父さまと結びつきませんもんね。Mattさんは、お母さま似なんですか。
Matt:はい。母の家系はみんな脚が長くて顔がはっきりしてるので、そっちの系統かなと思いますね。
林:Mattさんはお父さまの影響でピアノをやられてたんでしょう? お父さま、肘を手術して、そのリハビリでピアノをやられたそうで、なんかすごくしゃれてますよね。
Matt:アハハハ、そうですね。
林:おととしの「NHK紅白歌合戦」で、Mattさん、ピアノを弾いてらっしゃったけど、すごくすてきでした。
Matt:ありがとうございます。天童よしみさんの曲の伴奏をさせていただきました。
林:歌も上手だし、音楽の仕事も順調なんでしょう?
Matt:いちばん長く続けてきたのが音楽なんですけど、そこがだんだん形になってきました。今は、自分がこの人生でやりたかったことが、ほぼかなったかなと思いますね。それをどれだけ大きくできるかがこれからの課題で、美容だけでなく、音楽もちゃんと確立していきたいなと思います。
林:雑誌とかで美容のページをたくさん持ってますよね。
Matt:はい。美を通していろんな人とつながりができたので、美容ってほんとに無敵だなと思いますね。
林:このコロナ禍でも、エステの人気はうなぎ登りみたいですね。
Matt:先日、僕もエステサロンをオープンさせていただきました。メンズだけなんですけど、脱毛がメインのサロンで、エステとか痩身とか、男性の美容も盛り上げていきたいなと思って。
林:Matt化の現象の一つとして、この1、2年、男の人も脱毛するようになりましたよね。
Matt:みんなツルツルになり始めたというか(笑)。清潔感が重視されてきて、ギトギトはダメな時代になりつつありますね。男らしさとは何なのかということが、多様化しつつある時代なのかなと思います。
林:マッチョって、なんら価値を持たなくなりましたよね。