鹿児島、石川、インドネシアへ
今年は宿泊を伴う地方公務もあった。6月3日に「第73回全国植樹祭」で岩手県、9月16日に「第42回全国豊かな海づくり大会」で北海道、10月7日に「特別国民体育大会」の開会式に出席のために鹿児島県へ、10月15日には「いしかわ百万石文化祭2023」で石川県などに行かれている。
6月17日から23日にはインドネシアを訪問。天皇、皇后両陛下にとって即位後初となる公式の国際親善だった。雅子さまにとっては、2002年にオーストラリア、ニュージーランド以来の約21年ぶりの国際親善訪問だった。
インドネシアでも雅子さまの笑顔は明るかった。例えば、インドネシア・ジョコ大統領夫人の案内で、宮殿内でインドネシアの様々な伝統文化の実演を見て回られたとき。雅子さまはインドネシアの伝統的な衣装「バティック」の生地を羽織られ、少しはにかみながら弾ける笑顔を見せられた。
インドネシアを訪問される少し前、6月9日は天皇陛下と雅子の30回目の結婚記念日にあたる。それに先立ち、5月30日には、特別展「新しい時代とともに―天皇皇后両陛下の歩みー」も天皇ご一家で鑑賞されている。
雅子さまのご婚約内定会見のワンピース、ご成婚パレードのドレスなども展示されているこの特別展では、鑑賞中の愛子さまが天皇陛下に「プロポーズを再現して!」とリクエストされたことも話題になった。天皇ご一家の仲の良さが感じられるエピソードだ。