皇室での半生を歌に

 新春恒例の「歌会始の儀」は1月18日、皇居・宮殿「松の間」で開かれた。今年のお題は「友」。雅子さま皇室に入られてからの半生を振り返り、友への思いを歌われた。

「歌会始の儀」に臨む天皇、皇后両陛下/皇居・宮殿「松の間」=23年1月18日

【皇室に 君と歩みし 半生を 見守りくれし 親しき友ら】

 雅子さまは、59歳の誕生日に「人生のちょうど半分ほどを皇室で過ごしてきたことに感慨を覚えております」というお言葉を寄せられたが、歌会始で披講された歌は、その感慨がにじみ出るものだった。

 2月23日には、天皇陛下の63歳の誕生日を祝う一般参賀が皇居・宮殿「長和殿」で行われた。コロナ禍で天皇誕生日の一般参賀は即位後初、つまり、雅子さまにとっても皇后陛下として初めてだ。

天皇誕生日の一般参賀で、おことばを述べる天皇陛下と皇后さま、愛子さま=23年2月23日

 このときも雅子さまと愛子さまは、腕の角度が一緒だった。お言葉を発せられる天皇陛下の方にからだを向け、左手のひらに白い手袋と扇をのせ、そこに右手を添えられているが、その佇まいはほぼ同じ。

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