離婚を発表した南野陽子

 南野陽子が「セレブ婚」に終止符を打った。2011年に、病院経営などに関わる男性と結婚。会見では高級ブランドの婚約指輪を見せ、喜びを語ったが、その直後からこの男性にはさまざまなトラブルが報じられてきた。投資話で億単位の金をだまし取ったとか、銀座のクラブママと不倫をして隠し子をめぐってモメたとか、そういうトラブルだ。それでも4年前、彼女は週刊誌の取材に対し、

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「トラブルなどでこれ以上病みたくはないんです。でも、家族としては支えていきたいですし、仲良くしていきたい」

 と、発言。

 しかし、今年の11月21日、この男性がついに逮捕されてしまった。特別養護老人ホームなどを運営する社会福祉法人の資金1500万円を横領した疑いだ。

 その翌日、

「ショックです。何故…悲しさ、怒り、情けなさ…いろんな感情が湧いています」

 と、コメント。そして、27日には、

「私事ですが、離婚いたしました。お互いに今向き合うべきことから目を背けることなく、今後の人生を歩んでいきたいと思います」

 という発表をした。

 1984年にデビューした彼女は翌年、ドラマ「スケバン刑事」シリーズ(フジテレビ系)の二代目麻宮サキ役に起用され「ナンノ」の愛称で人気者に。歌手としても「話しかけたかった」や「はいからさんが通る」などをヒットさせ、90年代以降は女優業を中心に活躍してきた。

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宝泉薫

宝泉薫

1964年生まれ。早稲田大学第一文学部除籍後、ミニコミ誌『よい子の歌謡曲』発行人を経て『週刊明星』『宝島30』『テレビブロス』などに執筆する。著書に『平成の死 追悼は生きる糧』『平成「一発屋」見聞録』『文春ムック あのアイドルがなぜヌードに』など

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