球団創設以来2度目となる2年連続のBクラスに沈んだ巨人。契約を1年残していた原辰徳監督が退任となり、阿部慎之助新監督が就任したこともあって、このオフは来季に向けて積極的な補強に動いている。主な入団選手、退団選手をまとめると以下のようになっている。
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【入団】
高橋礼(投手:ソフトバンクから交換トレード)
泉圭輔(投手:ソフトバンクから交換トレード)
近藤大亮(投手:オリックスから金銭トレード)
舟越秀虎(外野手:ソフトバンクを自由契約となり獲得・育成契約)
西舘勇陽(投手:中央大・ドラフト1位)
森田駿哉(投手:Honda鈴鹿・ドラフト2位)
佐々木俊輔(外野手:日立製作所・ドラフト3位)
泉口友汰(内野手:NTT西日本・ドラフト4位)
又木鉄平(投手:日本生命・ドラフト5位)
【退団】
松田宣浩(内野手:現役引退)
鍵谷陽平(投手:自由契約・日本ハムと育成契約)
高木京介(投手:自由契約・現役引退)
田中豊樹(投手:自由契約)
三上朋也(投手:自由契約)
堀岡隼人(投手:自由契約・DeNAと育成契約)
香月一也(内野手:自由契約・オリックスと育成契約)
鍬原拓也(投手:自由契約・ソフトバンクが育成契約見込みと報道)
ウォーカー(外野手:ソフトバンクへトレード)
中田翔(内野手:オプトアウトで自由契約)
この他には正式発表はされていないが、ロペス、ビーディ、ブリンソンの外国人選手3人は退団の見込みであり、グリフィン、メンデス、バルドナードは残留濃厚と報道されている。まず目立つのが投手陣の補強だ。高木、三上、鍵谷など30歳を過ぎて力の落ちてきた中継ぎ投手を自由契約とし、その穴を埋めるべくトレードで3人の投手を獲得している。特に大きいのがソフトバンクから交換トレードで獲得した高橋と泉の2人だ。高橋はここ数年成績を落としているが2019年には先発で12勝、2020年には中継ぎで23ホールドをマークするなど実績は申し分ない。泉も入団2年目の2020年からは3年連続で30試合以上に登板するなどブルペンを支える存在となっていた。