日本ハムは指導経験のない新庄監督を招聘したほか、これまで数多くの革新的なことにチャレンジしてきた。ビジネスとして球団を経営することに長けており、注目度が他のOBよりも群を抜いている斎藤を指揮官やコーチとして呼び戻すことは十分に考えられるという。

 今年3月のWBCで侍ジャパンの一員として活躍したラーズ・ヌートバー(カージナルス)とは高校時代から“縁”があったことでも知られる斎藤。2006年に日米親善高校野球で渡米した際に、少年時代のヌートバーが日本代表の試合でバットボーイを務めたことで交流があったという。人との出会いでも“持っている”ことを示したが、これは指導者としても重要な要素の一つだろう。

 近い将来、斎藤監督のもとでヌートバーが活躍するというような夢のような場面を目撃できるかもしれない。