ryuchellがいなくなる前は、息子を学校に送った後、いかに力を抜いてダラダラするか、好きなことをするかを考えていたんです。今は「ちゃんとシャキッとしよう」、「家をきれいに保とう」という気持ちです。心機一転の気持ちなのか、自分でもよくわからないです。

 ryuchellは布団をたたむわけではなかったので、いなくなった穴埋めに私がやっているわけではないです。ただ、ryuchellはもともと掃除上手でした。汚くても気にしないんですが、やると決めたらとんでもないスピードで掃除ができて、掃除上手な人でした。

 ryuchellのことがあって、本当にいろんな人から寄り添いの気持ちをいただきました。こんなにも暖かい人がいるんだと思えました。

 心配のお声をいただくことも多くて、「頑張りすぎてない?」とか、「無理して笑わなくていいよ」、「泣いていいんだよ」とか言ってくださることも多いのですが、私は全然、頑張りすぎていません。

 私の中で一番つらかったのは、ryuchellの死を息子に伝えるときで、二度とこのような経験したくないです。ただ、その辛さも息子といたからこそ一緒に乗り越えられた、頑張れたと思っています。山はもう乗り越えたと思っています。

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前を向けるのは母やマネージャーさんらのお蔭