
もちろん悲しくなる時もあります。ryuchellの昔のLINEを見返してクスクスと笑うときもあるし、逆に見たくないと思うときもあります。泣かないようにしているとかではなくて、しっかりと前に進もうとしている気持ちがあります。息子がryuchellのことを思って何かをしてくれるといろんな感情がこみ上げてきたりします。
普段から気丈に振る舞おうとしているわけではありません。息子が前向きにいてくれて、私もそのお蔭で前を向いていられる感じです。
前を向けるのは、自分の母やマネージャーさんの存在も大きいです。ryuchellが亡くなった後の現実的な動きなどは私の母がしてくれましたし、事務所や仕事についてはマネージャーさんが対応してくれました。一番苦しいときに助けてくれて、そのおかげで息子と向き合うことに集中できたと思っています。前を向くことができました。
お友達の存在にも感謝しています。息子が楽しめることをいっぱい考えてくれています。大阪から親友夫婦がわざわざ来てくれて、ディズニーランドに行く計画を立ててくれたり、そういう優しさを受けて心が満たされています。
これからは私が仕事をがんばっていかないといけないので、誰かに息子を見てもらわないといけないときは、息子が安心できる場所を確保しないといけません。ありがたいことにそういう場所を作らせてくれる人たちが、私の周りにいると感じています。本当に困ったときは甘えたいと思っています。
自分ひとりであれば泣くことも立ち止まることもできると思いますが、ryuchellの残してくれた息子がいて、そして次の日はやってきます。悲しいという気持ちももちろんありますが、楽しかった記憶も思い出して、前に進んでいきたいと思っています。
(構成/AERA dot.編集部・吉崎洋夫)