2023年11月6日号より

小室:ここ数年、日本の80年代ポップスが世界的に流行している影響もあるのではないでしょうか。その頃のJポップはすごく精密に丁寧に作られている曲が多い。イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、どこを切っても綿密に計算し尽くされています。Get Wildもとてつもなく時間をかけて作りました。今では考えられませんが、ドラムのレコーディングだけで1日費やした。小室みつ子さんに書いていただいた歌詞もとにかくきめ細かい。歌もすごく丁寧に歌っているよね?

再び響いた理由

宇都宮:相当丁寧に歌っています。例えば最近の日本のシティポップブームをリードしている「真夜中のドア」は歌いやすいリズムの楽曲ですが、Get Wildは1曲を通してリズムが全部一緒なので歌うのがすごく難しい。そこも再び多くの人に響いている要因なのかもしれない。

(構成/ライター・小松香里)

AERA 2023年11月6日号より抜粋

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