「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で安倍氏を見送る嵐の松本潤と二宮和也

「サミット」の前日でもインタビューに応じる

　時の首相がジャニー氏をここまで持ち上げたのには理由がある。

　安倍氏は折に触れて、ジャニーズ事務所の人気タレントたちを“優遇”し、政権のイメージアップに利用してきた背景があるからだ。ざっと振り返るだけでも、以下のような関係が確認できる。

　18年12月28日、首相官邸でTOKIOのメンバー4人と懇談。官邸のホームページにはメンバーと並んだ安倍氏の写真が今も残る。

　翌年の19年5月10日には、TOKIOの4人と会食し、テーブルを囲んでピザを食べた様子を「首相官邸のInstagram公式アカウント」に投稿した。ジャニーズ事務所は肖像権の管理に厳格なことで有名だが、なぜかSNSに写真をアップすることが許された。なお、TOKIOの城島茂は当時、政府の農福連携等推進会議に有識者として参加。一部からは「ジャニーズタレントの政治利用では？」という批判も上がった。

　安倍氏と親しかったのは、TOKIOだけではない。

　19年6月27日。関ジャニ∞の村上信五がパーソナリティーを務める文化放送の番組「村上信五くんと経済クン」で、安倍氏のインタビューを大阪市内で敢行。同月28～29日には日本が初の議長国となった「G20大阪サミット」が開催されたが、開幕前日という超多忙な中で安倍氏はインタビューを受けており、特別待遇だったことがうかがえる。

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ジャニー氏が生きていたら国民栄誉賞だった？