「桜を見る会」との類似性
古賀氏は、「桜を見る会」でも安倍氏が大勢のタレントを招待し、一緒に写真を撮っていたこととの類似性を指摘する。
「芸能人が悪いわけではありません。悪いのは、芸能人と仲良くすれば票が取れるだろうという安倍氏の魂胆です。完全に国民を見下しています」
そして、こう続ける。
「いわゆる“メディアの沈黙”だけではなく、”政府の沈黙”もあったのではないか。特に警察が集めた情報の中には、ジャニー氏の性的虐待に関するものもあったかもしれない。しかし、首相だった安倍氏があのありさまでは、警察も忖度するでしょうし、機能していなかったのでしょう。本来はもっと早く明るみに出るべきだった、ジャニー氏の犯罪行為にフタをするような役割を果たしてしまっていたのではないか」
安倍氏の“負のレガシー”が、また一つあぶり出されてしまった。
(AERA dot.編集部・上田耕司)