嵐の東京ドームでのコンサート観賞後、メンバーと面会した安倍晋三元首相

 宗教法人としての解散命令請求が出された世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と安倍晋三元首相との蜜月は言うまでもない。一方、安倍氏は社会問題となっているジャニーズ事務所とも浅からぬ関係があった。その関係を振り返るとともに、安倍氏とジャニーズが接近した背景を探った。

【写真】安倍氏が松本潤、二宮和也と写るショットはこちら

*  *  *

 2019年9月4日。ジャニーズ事務所(17日付でSMILE-UP.に社名変更)の創業者であるジャニー喜多川氏の「お別れ会」が東京ドームで執り行われた。その際、安倍晋三元首相は長い弔電を送っている。当時、ジャニーズ所属だった近藤真彦氏が代読した弔電の内容は次のようなものだった。

「ジャニーさんは半世紀以上の長きにわたり、まさにわが国を代表するプロデューサーとして、ショービジネスの世界に新風を吹き込み、エンターテイメントの新たな可能性を追い求めて来られました。同時に、タレントの皆さん一人一人と、人間として向き合い、育みながら、その新たな挑戦を後押ししてきました。(中略)すべては、ジャニーさんという稀代のプロデューサーの存在なくしてはあり得なかったことだと思います。『エンターテイメントを通じて、世界中に幸せを届けたい』。倒れる直前まで劇場やスタジオに足を運び、次の時代を担う若者たちへの熱心な指導を続けられたのは、そのほとばしるような情熱のなせる業であったのだと思います。(中略)日本中に、たくさんの勇気と感動を与えてくださり、本当にありがとうございました」

著者プロフィールを見る
上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

上田耕司の記事一覧はこちら
次のページ
「ジャニーズの政治利用では?」との声も