ドイツでのインビクタスゲームを9月16日に終えたヘンリー王子(39)とメーガンさん(42)はアーチー王子(4)とリリベット王女(2)の待つ米カリフォルニア州へまっすぐ帰らず、王子のいとこにあたるユージェニー王女一家の招きでポルトガルに2泊した。
マイクに手を伸ばしたが…
その後、9月22日、カリフォルニア州サンタバーバラで開かれたチャリティー団体「One805」主催の慈善パーティーに参加した。2018年、この地区は自然災害に見舞われ大きな被害を出した。現場にいち早く駆け付けた消防士や救急隊員などへの感謝と支援の気持ちから、地元住民が同年に設立した。ヘンリー王子とメーガンさんはパーティーに参加、俳優ケビン・コスナー所有の広大な敷地で住民やオプラ・ウィンフリーなどと交流した。
登壇した夫妻は名前を呼ばれて中央に進み、メーガンさんは、さっそく女性司会者のマイクに手を伸ばした。スピーチをするつもりだったのだろう。しかし女性は握ったマイクを離さなかった。メーガンさんはバツが悪かったらしく、その場から小走りで離れた。すると、ヘンリー王子は両手をもみながら男性司会者にマイクを彼女に渡すように声をかけた。司会者は少し笑ったが、王子の言いなりにはならなかった。
ヘンリー王子の後押しでディズニー作品へ
メーガンさんの希望を受けて王子が何かを依頼するのは、これが初めてではない。2人が王室離脱前の19年7月、公務でディズニーのCGアニメ「ライオン・キング」のプレミアに登場したとき、王子がディズニーのCEOに「妻は吹き替えもやるんですよ」と売り込んでいる。隣に立つメーガンさんは聞こえない様子で、ビヨンセなどと話していた。CEOは驚いたものの、王子の直接の依頼とあって、メーガンさんに出演の機会を与えている。しかし、今回は王子の声掛けがあったにもかかわらず、メーガンさんがマイクを握る機会は最後までなかった。
また、カリフォルニア州の民主党上院議員ダイアン・ファインスタイン氏が9月28日に90歳で亡くなった。後任議員を任命する権限は知事が持つ。将来は大統領との呼び声が高いギャビン・ニューサム州知事の動静に注目が集まった。
名前が挙がったのがメーガンさんだ。ファインスタイン議員が病気のために2024年の次期選挙には出馬しないと声明を出したころから、知事から様々な政治的指導を受けてきたという。
しかし、知事はラフォンザ・バトラー氏を任命した。彼女は、中絶の権利に賛成する女性候補の支援に取り組む団体のトップだ。レズビアンを公表した初めての黒人女性議員でもある。