だが、メーガンさんは決してくじけない。
ヒラリーより上、ホワイトハウス視野
バイデン大統領の妹ヴァレリー・バイデン・オーウェンズ氏が自分のホワイトハウス入りを推しているし、メールオンラインによると民主党内での投票では、次期大統領候補として現在の副大統領カマラ・ハリス氏と肩を並べており、ヒラリー・クリントン元国務長官より上なのだ。
これらを力にメーガンさんはホワイトハウス入りを視野に入れている。
もう一つのリベンジは、スポティファイだ。2年半でわずか12エピソードしか発表できず、打ち切られた。メーガンさんは、スポティファイのライバル、アマゾンに話を持ち掛けている。アマゾン所有のオーディオブック・ポッドキャストサービス「オーディブル」と交渉中だ。今年契約した大手芸能事務所の強い後押しもある。
狙いはジュリア・ロバーツ
さらに、ヘンリー王子と結婚するにあたり英王室から閉鎖を指示され、当時「私は声を失った。人魚姫のように」と表現したブログ、ザ・ティグを再出発させる。それには強力な協力者が必要と、メーガンさんは有名人に個人的にあたっている。
その中で最も力を入れているのが、ジュリア・ロバーツだ。アカデミー賞を受賞した彼女は幅広く人気がある。「プリティ・ウーマンの演技が私のキャリアに影響を与えた」とメーガンさんは言い切る。彼女と親しくなることを使命としているのだ。政界入りでも、スポティファイでも、ブログでも、リベンジにまい進するメーガンさんだ。
(ジャーナリスト・多賀幹子)
※AERAオンライン限定記事