少し落ち着いたあとに「ダダはこれから、リメンバー・ミーみたいに、死者の国に行くんだよ」「怖いところにいくわけじゃないんだよ」ということを伝えました。
そしたら、息子は「きっとダダはかわいいメイクしているよね」「ガイコツにもメイクしてあげているよね」と言ってくれました。私も「そうだね」なんて話をしたら、少し心が軽くなりました。
息子は自分の頭で自分なりに解釈していて、「ダダにまだ会えるよね」「まだ形はあるよね」と聞いてきたので、「まだ会えるから、会いに行こう」といって、ryuchellのところに行きました。
――葬儀はどのような様子だったのでしょうか。
葬儀は沖縄で親族だけで見送りました。
最後のお別れのとき、息子がショックを受けるのではないかと私は心配していました。私も祖母が亡くなったとき、初めての火葬を経験し、ショックを受けたことを覚えています。火葬のあいだは私がずっと抱っこしていました。
息子は亡くなった人が煙になってお空に行けると理解していましたが、「火葬は怖いことなの?」と聞いてきました。なので「ダダがちゃんとお空に行けるためにすることだから、大丈夫」「ダダがここにずっといたら道に迷っちゃう、リメンバー・ミーのところに行けないから」と伝えたら、「そうか、わかった」と言ってくれました。
火葬するときに「お空にいくときだから、バイバイしよう」といったら、「バイバイ行ってらっしゃい」と言ってくれました。