――pecoさんはryuchellさんに最後に何かを伝えたのでしょうか。
何度も伝えたのですが、最後のお別れのときにも、息子のことは私に任せてくれて大丈夫だからねと言いました。心配して、安心して過ごせないというのが一番悲しいので。穏やかに安心して大丈夫だなという思いで見ていてほしい、任せてという思いでした。
――その後、息子さんのご様子はどうでしょうか。
お骨を家に持って帰ってきてから、息子が決めた場所に骨壺を置いて、ryuchellの写真も置いてくれてました。そしたら、ryuchellの写真にスプーンでご飯を食べさせてくれるんです。
息子は毎朝毎晩、ryuchellの写真に「おはよう」「おやすみ」と言ってくれて、一人でいるときにすごく話かけているんです。昨年末に亡くなってしまった私たち二人の友人がいるのですが、「友達に会えた? 見つけていないの? 早く見つけないとダメだよ。待っているよ」とか。
この間は「実はダダと一緒に学校に行っている」と言っていました。「でも、それを先生にいうと怒られるから、秘密なんだ」とも。
息子は毎晩、ryuchellが使っていた枕を抱きしめながら、「ダダ、大好きだよ」と言いながら寝ています。夜は毎日、ryuchellの話をしてくれます。ryuchellが夢に出てきたようで、「一緒にショーに出て、踊った」と言っていました。
日中は元気なんですが、夜寝るときになると「ダダ、ダダ」と寂しくなって泣いていることが続いていました。最近は少し落ち着いてきましたが、寂しがっています。