写真はイメージ(gettyimages)

 英検(実用英語技能検定)を受検する小学生が増えている。英検を実施している日本英語検定協会(英検協会)によると、2022年度の小学生以下の志願者数は52万人と、5年前から1.3倍になったという。小学生の受検が増えている背景には、「英検を取得することで、子どもに英語の自信をつけさせたいという親心」がありそうだ。

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 英検協会によると、小学生以下の英検(英検IBA、英検Jr.を含む)の志願者数は、2018年度は41万4502人だったが、22年度には52万4833人に増えたという。

 英検受検に力を入れている語学スクールECCでは、22年度に生徒約7万人が受検。そのうち約48%が中学生だったが、小学生も約42%を占めたという。

 ECCで教材開発に携わっている河野好彦さんによると、20年度から小学校で英語が必修化されたことのほか、入試などに向けて英検に挑戦した経験がある世代が親になり、子育て中であることが、「増加」の背景にあると考えられるという。

 難易度に応じて「級」がステップアップしていく英検は、子どもに向いていると河野さんは指摘する。

 英検5級は初歩的な学習者にとっても難しくなく、初めての英語の試験からいきなり挫折するようなことが少ない。そして4級、3級と少しずつ難易度が上がっていくので、勉強の励みにもなりやすい。さらに学習指導要領に準拠しているので学校での勉強との連動性が高く、英検に向けた勉強によって、自然に学校での成績も上がっていくことになるという。
 

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ステップアップの「落とし穴」